パーマリンクでWordPressのURL構造を設定する

今回はWordPressを実装した際に初期設定をする、パーマリンク設定をします。

Info

パーマリンク構造設定を必要とする会社・お店・個人事業主様

言葉の通り、一度設定しておけばサイトを運営している間は永続的に使うものなので、一般設定をする時に同時に設定していきましょう。パーマリンクはSEOに直接影響するものではないとも言われていますが、長くて複雑なURLは見た目の長さから、安全なサイトなのか不安にもなりますし、URLをコピーしてリンクする際にも同様な印象を与えてしまうので、出来るだけシンプルな構造にしておくことをお勧めしています。

  • WordPressをこれから触っていこうと考えている
  • 今までURLやパーマリンクを意識していなかった
  • 業者からWP化されたサイトを納品してもらって何もしてなかった
  • 今まで業者にサイト管理を依頼していたけど、今後は自社でワードプレスを運用していく

ワードプレスのパーマリンク設定について

ワードプレス管理画面の左サイドバーにある設定からパーマリンクをクリックします。

初期設定画面では、日付と投稿名にチェックが入っている設定になっています。このままでもWordPressは問題なく使えますが、出来るだけ誰もが分かりやすくシンプルに変更すると、より使いやすくなります。

途中で変更する場合も、サイト環境やリンク状況にもよりますが通常であれば問題なく設定できます。ですが変更すると検索表示やリンク解除などデメリットもあるので、出来るだけ初期設定から変更しないのがベストです。ですが現状のWeb環境やSNS活用を考えると、複雑なURLは外部リンクにあまり向かないのでデメリットはありますが、気付いた時点で思い切って変更してもいいと思います。

※パーマリンクの変更設定はサイト環境、利用しているプラグイン設定などから、正常に動作しない場合もあるので変更は注意してください。WAF(ファイヤーウォールの設定)なども影響がありますので、もし変更できない場合は、”パーマリンク 変更できない” で検索するとたくさんの情報を提供するサイトが複数あると思いますので、参考にしてみてください。

WordPressのパーマリンク部分はページ毎に設定するURLの後方部分

会社やお店、個人事業主様が維持しているドメインの後方部分がパーマリンク設定部分です。下記の2022/03/28/news部分に該当します。

例. matoite.com/2022/03/28/news/

年月日投稿名はわかっても、記事が古くなったり変更した際には日付がURLとして残るので、個人の日記として管理するには良いかも知れませんが、誰かが閲覧したり記事をシェアした時、どんな内容かURLからは分かりにくいです。

パーマリンク設定のおススメ

検索ではGoogle(Yahooやsafariの初期設定もGoogleです)エンジンが日本でも主流です。そのためGoogleが推奨しているURLガイドラインに注視する必要があります。

サイトのURL構造はできる限りシンプルにします。倫理的かつ人間が理解できる方法でURLを構成できるよう、コンテンツを分類します。可能な場合は、長いIDではなく意味のある単語をURLに使用します。

Google公式サイトを確認

WordPressサイトの一般的な会社やお店のサイトであれば、シンプルなURL構造で十分です。仮にメディアサイトや大量のブログ記事を執筆する場合は、数字ベースや投稿名+IDなどの方が記事を管理しやすいかもしれません。

管理画面からカスタム構造にチェックを入れます。初期設定では%year%、%monthnum%、%day%、%postname%となっているので、それぞれのカテゴリーの上でクリックして要素を外します。

要素を外すと構造のない真っ新な状態になります。

ここにカテゴリー、ポストネームの順でパーマリンクの構造を組みます。カテゴリーはお知らせや記事を投稿する際にジャンル分けが明確になるよう、投稿のカテゴリーから会社やお店にあった必要なカテゴリー設定をします。お知らせだけでも特に問題はありませんが、例えば投稿や記事を表示した際に、ニュース、商品、お得なポイント、セール、休暇など分けてあれば、配信する記事の大枠として分かりやすくなります。記事内や外枠にカテゴリー表示されるので、見出しのように内容の大枠が分かるようになっています。これは管理の上でも把握しやすいのでお勧めです。

次の%postname%は投稿名です。投稿名は記事のタイトルとして、情報配信に大きな意味を持ちます。WordPressの投稿ページや固定ページではH1〜H6(Hはheadingの頭文字です。)まで見出しを設定できますが、その中でも%postname%はページの内容を端的に説明する、意味を持つH1の役割に該当していきます。

日本語URL表示も可能ですが、あまりおすすめしません。

ワードプレスの投稿ページや固定ページの編集画面からパーマリンク構造を見るとタイトルがそのまま表示されます。また、このまま日本語でも仮にどこの国の言葉でもURL表示は可能ですしガイドライン上も問題ないと思います。

例えばタイトルを日本語で入力すれば、下記のようにそのままパーマリンクとして表示されます。仮に短いタイトルなら、URLで見ても違和感はないかもしれませんが、タイトルが30文字だった場合はちょっと不自然に感じる場合もありますし、URLとしてシンプルに短く表現しているとも言えなくなります。また、日本語の場合は環境によって文字化けやSNSリンクに影響があったりします。

日本語表示の場合

画像1

英語表示に変えた場合

画像2

パーマリンクを英語表記、半角英数字で設定する

日本語の場合はURLとしてユーザーが分かりやすいというメリットもありますが、実際スマホでサイトを見るユーザーが多いので、URLをまともに見る機会もPCよりは減り、日本語であるメリットも多いわけではないと感じます。日本語のURLをパーマリンクとしてそのまま使用する場合は、投稿の内容やページの構成によって使い分けが必要だと思います。英語表記に変換するのは少し大変ですが、慣れてくれば作業の一環として定着します。適切な英語がわからない時は、Googleサービスなどの翻訳機能を使ってURLの後方部分に最も表示したい英語表記に変換することで解決します。また、パーマリンクは半角アルファベットや数字、単語間は半角ハイフンで設定することをおすすめします。

また、上記画像2のように英語表示すれば、前方ドメインとの違和感もなくスッキリした感じになります。たぶん多くの方はこの方が見慣れているのではないでしょうか。また、コーポレートサイトやメディアサイトなどで日本語のURL表示はあまり見たことがないので、各々が思うユーザーファーストな形にすることで安心感を与えるURL表示がいいのではないかと思います。

CONTACT

Web制作やWordPressサポート
などお気軽にご相談ください。

Info