キーワードや検索で出ないホームページを検索で表示する簡単な設定
会社やお店がGoogleやYahooなどのブラウザで地域のユーザーに検索された際、自社のお店や会社のホームページが上位に表示されたら嬉しいですよね。
そういった際、ホームページを検索で表示して、さらに上位表示するように施策することがSEO対策と言われるものです。検索対策には主に内部対策、外部対策、コンテンツ対策などがあります。今回はその中で内部SEO対策とも言われる、ホームページを検索エンジンで上位表示するためのベースになる部分です。
ビックキーワード表示は困難を極める時代
新型コロナウィルス前から、ネット上での検索表示は激化し新型コロナ発生以降、さらに競争が加速してしまいました。ですが、ウェブサイト優位性や価値を示す検索対策はビジネスにも直結します。
現状ブラウザ上での検索では、ビックキーワード(ストロングワード)で上位表示することは非常に困難ですし、それなりに費用が必要です。また検索すると、食品やフード系ではポータルサイト、ビジネスや生活に関することは情報サイト、日用品などのショッピングなら大手ECモールが、検索の上位に画像と共に表示され上位を占めています。また、検索するとスポンサーやPR表示のあるサイトが上位表示されます。これはGoogleやYahooなどで予算をかけて上位表示するPR広告であり、同様に上位表示したい場合は広告費が必要になります。
例えば 、何かを検索する場合、ランチ、コーヒー、スニーカー、洋服のワンピース(ワンピースだけだとアニメのワンピースが上位表示されます。)など、そのカテゴリーの大枠となるビックキーワードだけでは、自分が探したい情報や商品にたどり着くことは難しいです。それだけウェブ上での競争は激しいのが現実です。
商品を販売するECモール内やアプリ内での検索であれば、その段階で他のECモールとの競争からは絞られますが、そこから無数の商品選択肢が表示され、同型の商品が価格違いでいくつも表示されたりします。こうなると、どの情報が正しいのか、どの会社や店舗が信用できるか、ポイントは使えるか、送料いくら?など調べていくと途中で面倒になり、結局いつも買っている安心できるお店で購入したり、ダウンロードしたアプリのお店を利用したりしますよね。
また、ちょっと別の話になりますが、各地域では地域社会のインフラとして不可欠な病院や公共施設等は、お住まいの地域や移動中に調べたり、会社の近辺で利用したいユーザーがほとんどだと思うので、検索から間違いない正確な情報が欲しいと思うのがユーザー心理です。
ホームページは自社のメディア
そんな時に地味に大きな信用を得ることができるのが、独自ドメインで運営する自社ホームページ運営です。
例えば、飲食店や美容室の場合はポータルサイトの登録し、集客のための月額料金や広告予算を使えば、上位表示や露出する機会も増えます。ですが誰もが知っているチェーン店や有名店であればイメージもつきやすいですが、あまり初めて聞く会社やお店の場合は、掲載されている情報だけでは判断しにくいケースがあります。ポータルサイトや口コミサイトなどのほかに、Google登録していれば検索では表示されますが、これも利用者の口コミや個人的感想が評価を左右し、情報が更新されていないなどの課題もあります。
自社ホームページは会社やお店をシンプルに表現できる自社専用メディアです。ですが、ホームページが存在するだけでは、スマートフォンが会社やお店へのサイトへの訪問の第一歩ですが、その存在すら伝わらないのが現状です。知名度のある店舗やブランドが知られている会社やお店は別ですが、ほとんどの会社やお店はそうでありません。
そういったことから、最低限の施策としてユーザーが検索した際にホームページが表示されるようにする設定です。
キーワード+タイトル+ディスクリプション
会社やお店の名前も大きなキーワードですが、そのほかに取り扱っている商品やサービスには必ず強みがあります。目立たなくても仮に社内ではあまり意識していなくでもあるはずです。また、自社で思っている強みと外部から見える強みが違うこともあります。
- タイトル=サイト名やサイト目的
- キャッチコピー=サイト名やサイト目的のわかりやすい短文説明
- ディスクリプション=サイト名やサイト目的の文章説明
- キーワード=※サイト名やサイト目的を単語で説明
- OGP=OGP設定についての記事をご参考ください。
※現在、Google検索エンジンなどではキーワード操作等の問題が多発したことにより、ほぼ意味がないとされています。
もし全てのサービスが他社や近隣店舗に劣っている、競争力に欠けていると感じることがあれば、そこから強みを模索して、その商品やサービスをアピールするための検索キーワードの検討も必要です。そんな会社やお店の強みを意識して、あの会社やお店と言えばこれ!というキーワードを決めてみてください。
内部SEO+αコンテンツ対策
ホームページの内部SEO対策と共に必要なのがコンテンツ対策です。
仮にユーザーが今日のランチは何を食べようかなと、”ランチ”と検索したとき、スマホ設定や環境にもよりますが大体の場合、検索した場所の近くにある、Google登録された店舗や会社が上部に表示されます。ここから、スクロールしていけば無数の店舗情報が掲載されたポータルサイトも多数出てきます。
この中で何を食べるか見ながら決める方も多いと思いますが、出てきたパスタの写真を見て、パスタにしようと思い、そこから”ウニのパスタ”が食べたいと仮定します。さらに”ランチセット”でドリンクやサラダもセットならいいなと思った時に、適切に表示されるかどうかです。またその後、ユーザーは店舗名で再検索しホームページを確認するケースも多くあります。
検索された場所の近隣にパスタのお店があったとします。さらにこのお店が新鮮な魚介類のパスタが自慢で、ランチメニューの中に”ウニとトマトのクリームパスタ”があり、ユーザーが検索するワードとして、
”ランチ”,”パスタ”,”ウニ”,”クリームソース”,”ランチセット”などがあるとします。
この中では、”ランチ”と”パスタ”が誰もが検索するビックワードです。
次に”クリームソース”,”ランチセット”がセカンドワードです。
仮にランチの日替わりメニューで”ウニとトマトのクリームパスタ”があり、さらに”ランチメニュー”のコンテンツやお知らせなどのご紹介があれば、来店確率はさらに高くなっていきます。
末筆
現在では、自社ホームページ+キーワード+SNS+ポータルサイトが主流です。この動線がサービスの信用性を高める一つの決め手になり、さらにInstagramやTwitter、LINEやYouTubeなどを運用して毎日情報をアップしていけば、身近にサービスを利用してもらえるきっかけが高くなります。(飲食店さんは毎週の更新も来店のきっかけになりやすいですよね。)
生活に密着した多くの企業や店舗様の、自社の強みをウェブに反映する対策は、後々自社ホームページのオーガニック検索での強みに繋がります。検索エンジンからの流入するオーガニック検索は、大量の情報を共有するポータルサイトには匹敵するとまではいいませんが、詳細を伝えるキーワードの優位性は、自社ホームページでの検索対策が最適です。
現在、ホームページはあってもあまり活用されていない会社や店舗様は、商品やサービスをほぼスマホで検索して行動するユーザーのために、自社ホームページとSNSを併用しながら、是非自社ホームページの集客にも力を入れてみてくださいね。