チャットGPTから思うAIとの共生を考える、人工知能と人間の価値とその未来

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チャットGPTを試してみよう

こんにちは、マトイテです。

皆さんは最近ニュースでも話題のChatGPTをお試しになりましたか?

皆さんが普段スマホやノートパソコンなどから、SNSや検索サービスを使うように、質問したい内容を書くとその質問に結構明確な回答をしてくれるAIサービスです。

さらにマイクロソフト社はこのchatGPT機能を搭載した、検索エンジンBing(WindowsパソコンはEdge標準搭載の検索エンジン)をリリースしています。世界でも日本でも検索エンジンといえばGoogleが圧倒的な存在ですが、その勢力図が変わるかもしれないほどの動きになりそうな予感です。(最近のEdgeはファーストビューもかなり洗練され、大人世代には見やすくなったのも影響しそうですよね。)

また、このさらなる開発に向けWindowsPCやExcel、VSCODEなど多くのデジタルサービスを提供するマイクロソフト社が、巨額の投資を発表したことも話題ですね。

この身近な生活を変える次世代への波は、GAFAの世界観が経済圏へ及ぼす影響力もさらにより強くなっていきます。

そして検索の王者GoogleもこのchatGPTを追随する、人工知能サービス”bird”が発表されました。日本は過去の飛躍的な経済成長の理由として、米国サービスの影響や恩恵を受け、世界の先進国となった国でもあります。その古き良きアナログ商習時代の感覚(人間的なアナログの良い部分は残して)だけでは考えられない価値観と、その変化に対応していく時代の入り口に立っています。

さらに、中国の通信産業大手の百度(バイドゥ)も、この対話型知能服务をリリースするようです。こうして米国、中国という日本や世界経済に欠かせない2つの大国で相次いで発表された、対話型人工知能サービスの本格的な展開への幕開けとなった形ですね。

チャットGPTは検索でググるのとは違うデキる感があります

国内でも実験的に利用している画面を見たことがあるかもしれませんが、実用的な日常のことから、賢い、ズルい、よい、わるいが個々の主観やセーフゾーンで混同し、賛否両論が起こり得ることまで、とにかく多くの質問に応えてくれます。海外では既に様々な用途での利用や、使用に対する賛否や議論も始まり、日本でも議論の結果、今のところ共生していく方向で進んでいますね。

そして、今後このchatGPTをはじめとする対話型人工知能サービスは、そこから様々な身近なサービスへ波及し、確実に皆さんの生活に密接して大きな影響力を持つはずです。

リリース当初から軽く試していますが、かなり的確で当たり障りのない回答をしてくれます。かなりコアな内容も、ちょっと考えながら回答してくれます。この時点でまず感じたのは、何かを調べるようとする際に、検索結果で表示される意図しない広告や、面倒なポップアップが表示され誘導される広告が、今の所ないことから代用されていく用途もありだと感じました。それにWikipedia、辞書、参考書などの代用としてもかなり使えるレベルだと感じます。

また、現在自動チャットシステムを利用している会社や店舗などの事業者様は、次はこれを提案されると思っていて間違いないなさそうです。現在のインプット情報のみの変化球に弱いボット機能は、じき変わっていくはずなので、あとはサービスを利用する金額やサポートに対して、アナログ先進国と言われた反省を活かせるかどうかです。

チャットGPTに依存するではなく、共存していけるかが焦点になりそうです

現段階のchatGPTは、身近な存在の物知りチャットシステムに触れた感覚です。テレビや映画で見た、未来にいるロボット型人工知能との会話部分の一部を、現段階で身近に感じることができるのがchatGPTです。知識だけなら、幅広い世代に親しまれてきたドラえもんの世界観や、ガンダムシリーズに登場するハロというボール型ロボットを想像するような世界ではないでしょうか。

アプリのリリースから今後の動向や賛否にも注目が必要

注目されているチャットGPTですが、悪用することをどう防ぐのかは大きな課題ですが、その使い方や、憶測だけで使用を停止にする段階ではないと思います。現在日本の課題でもある中国、米国に大きく依存している現状から米国、中国としっかり向き合う情報共有社会を形成していくことも、チャットGPTやAI活用には不可欠です。

人間の価値はより人間らしさを表現していくことではないか

そして2つの大国と渡り合える一部の一流を排出するだけではなく、もっと一般に汎用性のあるデジタル活用の底上げや外国に対する抵抗感の軽減に注力し、人工知能よりも見極めるチカラを養う国としての環境作りも大切です。ChatGPTという新たな歴史の創生物が一般化するのか、または人間が欲や自己実現のために利用し、その結果、数年後人間の脅威となるかもしれないということを、並行して常に協議していく、最も重要な時期だと思っています。

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